複合機を購入するとき、
- カウンター保守
- キット(トナー)保守
- スポット保守
と、3種類の形態のいずれかと保守契約を結びます。
そこで、やはり気になるのが保守に関わる料金がどれくらいなのか?ということ。
先に行っておくと、以上の3種類の保守形態で保守料金が異なるのは当然で、その他にも選ぶメーカーや機種によって保守料金が変わるため、実質一律で決まっているわけではなく保守料金はバラバラなのです。
そこで今回は、複合機の保守料金に注目して簡単に解説いたします。
▶︎目次
1.複合機の保守料金は様々な要因で実質バラバラ!
まず、複合機の保守には先程も説明した通り、
- カウンター保守
- キット(トナー)保守
- スポット保守
と、3種類の保守契約があり、必要な保守料金の仕組みがそれぞれで大きく異なります。
3種類の保守契約、保守料金の仕組みの違い
複合機の保守契約なので同じ仕組みのように感じますが、それぞれ特徴的な料金形態になっています。
カウンター保守の保守料金
カウンター保守契約を結ぶ場合、まず複合機を購入するとき保守会社とあらかじめ、モノクロ◯円/カラー△円の1枚単価を設定します。
そして、導入後は複合機本体に内蔵されたカウンターが、モノクロとカラーそれぞれの利用枚数をカウントし、月に1度設定しておいた1枚単価に基づいて計算されカウンター料金を支払うという仕組みになります。
その1枚単価については、販売業者や保守会社によって修理などに伴う派遣出張費、トナーや部品などの消耗品代、定期メンテナンスなどが含まれている場合も多く、実際に見積もりを出してもらわないと実際の金額は分かりません。
キット(トナー)保守の保守料金
キット保守は、正式にキットトナー保守と呼ばれ、複合機で必須のトナー代金にメンテナンスや修理などの保守料金が含まれる契約です。
詳しくは、複合機本体の購入時に「トナーキット」を購入することで保守サービスが無償で受けられ、トナーが切れたとき「トナーキット」を再購入することで保守サービスも継続されます。
基本的に、トナーを購入して切れるまでの間はメンテナンスや修理費は無料、さらに出張費や作業費、交換部品費用などの費も含まれています。
その肝心のトナーキットの価格は、これもメーカー・機種によって異なるためバラバラ。見積もりを出してもらわないと分かりません。
参考までに、純正トナー1本の定価はメーカーや機種、トナー色によって異なり、おおよそ40,000円~70,000円と、とても高価なものなのです。
また、トナーキットの寿命は典型的なA4のビジネス文書で、印字される文字や表の部分が用紙の5%の場合、トナー1gでコピー・印刷できるのは15枚程度。トナーキット1本に換算すれば、平均で約5,000~20,000枚が寿命の目安になります。
スポット保守の保守料金
スポット保守は、定期的に保守料金を支払うわけでなく、複合機が故障したり不具合が発生したりしたときに、その都度メンテナンスや修理を実費精算で依頼するタイプの保守になります。
スポット保守の料金は、
- 派遣作業員の人件費
- 交通費
- 必要な部品代
といった費用が必要になり、故障の程度によって交換する部品などが変わるため、実際に必要な費用はその都度変わります。
ただし、複合機の修理は基本的に高くなる傾向があるため、見積もりを依頼できる時間があれば複数社の業者から見積もりをだしてもらい、安くて信頼できる業者に依頼するのが大切です。
保守契約は必ず見積書を出してもらう!
以上のように、複合機の保守料金は基本的に見積もりを出してもらう必要があり、契約する保守タイプで料金形態が全く異なるので、しっかり説明を受けてから契約するようにして下さい。
ただし、複合機の保守契約で最もポピュラーなのは「カウンター保守」。カラー、モノクロの1枚単価を設定しますが、その他のサービス内容も合わせてチェックするようにしましょう。
2.まとめ
今回は、複合機の保守料金についてご説明しましたが、契約する保守タイプの違いやメーカー・機種によって部品・トナー代が異なるなど、条件によって保守料金は変わります。
そのため、複合機の導入に合わせて保守も見積もりを出してもらい、できるだけ安い業者を選ぶのが重要。
カウンター保守が一般的に契約されますが、1枚単価で毎月のランニングコストに影響があるので、できれば複数社から見積もりをだしてもらうのがベストです。
一度保守契約を結べばその後何年かはその業者と関係を持っていくことになるので、安心して任せられる業者を選ぶようにしたいですね。